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”見当違いの政治で、世紀の大不況” とならないためには、 経済のメカニズム、本質を、 しっかり踏まえていなければなりません。 |
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亨保の改革や、天保の改革は、 幕府の財務、財布の改革である。 幕府の支出を抑え、年貢を取り立て 幕府の財布の収支バランスを取ることが 目的であった。 農民を、生かさず殺さず、の極限状態で 生産に従事させ、収穫を、供出させる。 商売人の行動は制限し、 成長しないように、頭をおさえる。 商業が栄え、それに伴い、武士階級が没落する このことに歯止めをかけようとしたのだ。 亨保の改革や、天保の改革によって、 幕府の金蔵は少しは、長持ちしたかもしれないが、 庶民のくらしは、惨憺たるものになり、 その多くは、芝居に見るように、働き手は、健康を害し 子供がけなげに働いて家計を助けたのだ。
経済の第1番目の法則
経済と、会計は、よく似た様相を呈するが、本質は異なる。 経済の重要側面は、生産であるが、財務は生産とは無関係である。 経済と財務を、混同するところから、間違いがはじまる。 江戸幕府の改革は、財政改革であり、経済の建て直しではない。 国庫財務の面、これを心配する余り、支出を削減し、その結果、 生産に負荷がかからず、寝たきりとなったら、 経済の体力は衰え、いずれ、足腰が立たなくなる。 そうなると、本物の病人になってしまう。
経済の第2番目の法則 インフレは、生産(供給)を上回る消費があるとき、 に起こり、
デフレは、消費が生産を下回る時に起こる。
お札(紙幣)を印刷しすぎるとインフレが起こると信じている 金融関係者が、数多く存在するようだが、実はそうではない。 調整インフレなどという言葉がはやっているが、金利を下げた、 お札(紙幣)を沢山印刷した。というのでは、インフレは起こらない。 生産を上回る消費(需要)があるとき、インフレが起こるのだ。 いま、ゼロ金利でもインフレが起こらないのはなぜか? インフレとは何か? これを経済学者はしっかりととらえていなければならない。 ・たとえて言えば、貧しい国の、食料生産不足、 それはインフレの巣窟だ。 ・たとえて言えば、我が国の1975年頃のインフレ、 それは、景気対策、列島改造、などによる、 資材等の生産余力の不足が、インフレを招いたのだ。 インフレやデフレは、経済の舞台のうえでの役者である。 経済の舞台を支えるものは、生産である。 しかし、生産を活性化させる肥料は、消費である。 今日、国家の生産は、実に多くの分野の生産から 成り立っている。 このことが、現象を複雑にしている。 江戸時代、飢饉は、経済破綻の一種であったが、 その原因は、農業生産が、平年に比べ、低下し、 食物の供給が需要に対応できなかったことにある。 農業生産の低下の原因は、 干ばつや病虫害、台風、水害、霜害等であった。 しかし、インフレが起こったのは、貨幣経済が 浸透した江戸後期である。 現代では、 生産の中でも、特に重要なのが、エネルギー生産である。 加えて、エネルギーをモノに変える、鉄や機械の生産も、重要であり、 運輸や商業も、実は、生産品を分配するのに、重要な役割を果たす。 生産や、分配の効率を保証する情報、頭脳も重要である。 では、金融はどんな役割を果たしているのか? 金融は、ある種の情報産業に他ならない。 現代の、国家経済は、鎖国の江戸時代と異なり、 多国間の経済の相互作用という、側面があり、 需要と供給の関係を複雑にしているが、 基本は、 国家の生産と消費がバランスすることが、 国家経済の健康を保証するものといえる。
経済の第3番目の法則
国民がお金を出し合って、 経済を健全に保つことは悪いことではない。
商人や、金貸しにお金を借りると、家計の破綻、 会社の破綻を招く場合があるが、 自分たちの余剰のモノやお金を出し合って、 道路や家を造る場合には、 家計の破綻も、財政の破綻も招かない。 財投の意義は、まさにその点にある。 郵貯は、国民の余剰である。 それが証拠に、 もし、一兆円札を130枚ばかり刷って、 郵便局に返済してやればよい。 どんなことが起こるか? 金を返してもらった国民は、おどろいて、 銀行に金を預けるだろう。 預けられた銀行は、金利負担が困るから、 預かり賃(コミッション)を取るだろう。 ただ、それだけのことだ。 インフレなんか起こりもしない。 とにかく、 ドンキーホーテみたいな、 財政改革に、道を踏外さぬことだ。
経済という側面、”生産力に見合う消費の重要性”
に多くの国民が気づかないのは止むを得ないにしても、 嘆かわしいのは、
帳簿会計の赤字黒字だけしか理解できない 政治家や、博士が、
経済を分ったつもりで、 経済を台無しにしていることだ。
いま、私が
単刀直入に、本来かくあるべき、 経済政策について述べよう。
1.産業の持っている能力に応じた負荷を与えるべきこと。 2.政府支出は、インフラ整備に当てるべきこと。 インフラといえば、通勤電車です。 人間が、人間らしく生きるためには、 満員電車が解消されなければなりません。 このことに、金を使いなさい。 産業が元気なうちに、適度な負荷を与えて、 健康を保持させないと、 無理矢理休ませているうちに、 耐力は衰え、立ち上がれなくなる。 働ける人、企業を休ませて、病気にしてしまう政策は、 いくら、国庫に金ができようと、 おろかな行為だ。 それどころか、節約、緊縮によって、 国民生産は、やせ細り、大幅な歳入欠陥。 郵貯民営化といいながら、銀行の国営化とは、これいかに? もう、5年もすれば、工場が死に絶え、いままで営々と築いてきた 技術もノウハウも、死んでしまう。以上、経済のお話でした。 蛇足ながら、 見当違いの行財政改革より、なにより、 国会議員諸君がまず、手がけるべきは、 汚い金を必要としない国会、 孫と夏休みを楽しめる国会、 尊敬され、敬愛される国会議員、 これを最重要のテーマとするべきだ。 それには、 国会議員の数を半分に減らすこと これだよ。