テレビで、お江戸日本橋の話題が出ていました。 コメンテータは、日本橋が、伝統にふさわしい、 日本の景観となる日、 そのとき初めて 日本が、日本の心を取り戻す日だと述べていました。
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私は、早速、日本橋を見に行きました。 日本橋の橋の下は、暗いばかりでなく、高速道路 のはし桁に覆いかぶされた状態でいました。 日本橋川には、高速道路の、ピア(橋脚)が林立し、 水面は、暗く、いかにも、陰気な感じでした。
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これらの、暗い、悪いイメージを、少しでもよくしようと、 いくつかの対策が採られていることも、わかりました。 1)桁下に天井をはって、ガード下のイメージを和らげようとしたふしがある。 2)二つの桁の間の空間にガス灯のようなモニュメントを置いている。 3)橋の袂に、5m角のボードを立てて、江戸時代の浮世絵が掲示してある。 しかし、私の印象は、そんな程度のことをしたところで、 お江戸日本橋のイメージを 回復できるには程遠いというものでした。 そこで、 わたしは、まず、高速道路の地下化を考えてみました。 この、高速道路は、箱崎や、湾岸、千葉に通じています。 とても、交通量が多くて、万年渋滞しています。 しかし、それは、考えるだけ無駄な案でした。 とても困難な工事をやり遂げても、 渋滞を緩和できるわけでもないし、つまり、単なる 浪費となることは明らかです。 次の案としては、この高速道路を廃止することを考えてみました。 そうすると、普段見えない解決方法が見えてきたのです。 高速道路を付け替えて、たとえば、永代通りなどに切り回す、 墨田川の水中に、高速道路を通す。豊洲のあたりで、高速に合流させる。 この案は、渋滞の解消にもなる点が、非常に有望です。 しかし、お金、これを誰が出すかというと、 高速道路の利用者ですよね。 この案は、今は無理です。 けちな男が、けち臭い考えで、政治を行い、 それがまた、大衆に支持されています。 最後の案は「さや堂」案です。 日本橋をすっぽり建築で包んで、 日本橋空間を作るのです。 さや堂の内部は、車道空間と、歩道空間を完全に分けます。 車道からの景観は、 江戸の町並みを走っているような 雰囲気を演出します。 歩道を含む空間では、木造の橋を渡るような 雰囲気を演出します。また、橋を見たいときは、橋の側面に歩いてゆけ、 川を見たいときは、 橋の上から、花見ができる空間を演出します。 このとき、人工の川をつくり、 (流行の言葉で言えば、キャナル)、 屋形船、も浮かべることもできます。
お江戸日本橋博物館として、お金をとっても、 お客が来るかもしれません。 このような空間演出の例として、 台場では、あたかも、 ヨーロッパの町の中に店やがあるような 空間を演出するショッピングビルもありますよね。 大江戸博物館なんかもこういった手法を使っています。 余談ですが、 「馬こうもり」なんか、ヨーロッパ文化に対する、 明治時代の憧れにすぎません。 そんなものは、チェコあたりの、橋のうえにこそ、置くべきです。 よって、東欧の「馬こうもり」や、 「ガス灯」など、陰気さを助長する置物は、 この際、取り外して、別の公園で展示しましょう。